この記事の要約
- 結論から言うと、ホームページは自分でも作れます。専門知識がなくても、今は形になります。
- ただし「作れる」と「成果が出る」は別です。ここを混同すると、時間だけを失います。
- 最大のコストはお金ではなく時間です。未経験の方が5ページのサイトを作ると、40〜80時間かかるのが一般的です。
- 時給3,000円で換算すると12万〜24万円。依頼したほうが安いことは珍しくありません。
- 自作に向くのは、個人ブログ、趣味のサイト、まず形だけ欲しい場合です。
- 依頼すべきなのは、問い合わせや売上に直結させたい場合です。設計の差がそのまま結果の差になります。
- 「途中まで自分でやって、要所だけ頼む」という進め方もあります。費用を抑えつつ品質を確保できます。
結論:作れます。ただし目的次第です
「ホームページって、自分で作れないんですか」
制作を仕事にしている私に、こう聞くのは勇気がいると思います。それでも正直にお答えします。
作れます。今は無料のツールも豊富で、専門知識がなくても形になります。実際、ご自身で作られた立派なサイトをたくさん見てきました。
ただし、条件があります。
「サイトがある状態」が目的なら、自作で十分です。名刺に載せるURLが欲しい。会社の存在を証明したい。この程度であれば、依頼する必要はありません。
「問い合わせを増やす」が目的なら、話は変わります。ここは技術ではなく設計の問題です。誰に何を伝え、どう動いてもらうか。ここを外すと、どれだけきれいに作っても反応はありません。
私は札幌でWEB制作をしている個人事業者です。「自分で作ってみたけれど、うまくいかなくて」というご相談を何度も受けてきました。
この記事では、自作の現実的なコスト、つまずきやすい箇所、そして自分がどちらを選ぶべきかの判断基準をお伝えします。
自分で作る方法は、大きく4つ
1. WordPress:もっとも自由度が高い
世界のサイトの4割以上が使っているシステムです。
費用:サーバー代とドメイン代で年間1万円前後。テーマ(デザインの雛形)を買う場合は追加で1万〜2万円。
できること:ほぼ何でもできます。ブログ、企業サイト、ECサイト。将来的な拡張も自由です。
難易度:中程度。サーバー契約やドメイン設定など、最初の壁がやや高めです。ただし一度覚えれば応用が利きます。
向いている人:長く運用するつもりの方。記事を継続的に書きたい方。
2. Wix・ペライチ・Jimdo:もっとも手軽
ブラウザ上でパーツを並べていくだけで作れるサービスです。
費用:無料プランあり。独自ドメインを使うなら月額1,000〜3,000円ほど。
できること:シンプルなサイトなら十分。テンプレートも豊富です。
難易度:低い。数時間で1ページは作れます。
注意点:サービスをやめるとサイトも消えます。他社への引っ越しも基本的にできません。長期的に使うなら、この点を理解しておいてください。
3. STUDIO:デザインの自由度が高い
デザイナー向けのノーコードツールです。日本製で、日本語の情報も豊富です。
費用:無料プランあり。独自ドメインなら月額1,000円台から。
難易度:中程度。デザインの知識がある方には使いやすいですが、まったくの初心者にはやや難しく感じるかもしれません。
4. HTMLを直接書く:もっとも本格的
コードを自分で書く方法です。
費用:サーバー代とドメイン代のみ。
難易度:高い。学習に数ヶ月かかります。
正直なところ:今から学ぶ必要はほとんどありません。ビジネスのためにサイトが欲しいだけなら、WordPressか作成サービスで十分です。
自作の本当のコストは「時間」です
ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。
自作の費用は、年間1万円程度です。安く見えます。しかし見落とされているコストがあります。
実際にかかる時間の目安
まったくの未経験者が、5ページ程度のサイトを作る場合です。
- 調べる・比較する……5〜10時間
- サーバー・ドメインの契約と設定……3〜8時間
- WordPressの設置と初期設定……3〜10時間
- テーマ選びとデザイン調整……10〜20時間
- 文章を書く……10〜20時間
- 写真の用意・加工……5〜10時間
- スマホ表示の調整……3〜10時間
- 問い合わせフォームの設置とテスト……2〜5時間
合計すると、おおよそ40〜80時間です。慣れていない方なら、もっとかかることもあります。
時給で換算してみてください
ご自身の時給はいくらでしょうか。
年商1,000万円、年間2,000時間働いている個人事業主なら、単純計算で時給5,000円です。60時間かければ30万円分の時間を使うことになります。
控えめに時給3,000円としても、18万円分です。
依頼すれば15万〜30万円。ここで初めて、金額が並びます。
しかも、その60時間は本業から差し引かれます。本業でその時間を使えば、いくら稼げたか。それも考慮に入れてください。
それでも自作に価値がある場合
誤解のないよう書き添えます。時間をかけること自体が無駄なのではありません。
自分で作れば、更新も自分でできるようになります。これは大きな資産です。ちょっとした修正のたびに外注していると、費用も時間もかかります。
「学習」を目的の一部に含めるなら、自作は十分に合理的です。
自作と依頼、どちらを選ぶべきか
判断しやすいよう、比較表にまとめます。
| 項目 | 自分で作る | 依頼する |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0〜3万円 | 10万〜60万円 |
| かかる時間 | 40〜80時間 | 打ち合わせ3〜5時間程度 |
| 公開までの期間 | 1〜3ヶ月 | 2〜4週間 |
| デザインの質 | テンプレート次第 | 目的に合わせて設計 |
| 集客の設計 | 自分で学ぶ必要あり | 含まれることが多い |
| 更新のしやすさ | すぐできる | 依頼または自分で |
| トラブル時 | 自力で解決 | 相談できる |
自作で十分なケース
- 名刺に載せるURLが欲しいだけ
- 個人のブログ、趣味のサイト
- まず形だけ作って、様子を見たい
- 時間に余裕がある(学生、副業の準備段階など)
- WEBの勉強をしたい気持ちがある
- 予算がまったくない
依頼を検討すべきケース
- 問い合わせや売上に直結させたい
- オープン日が決まっていて、期限がある
- 本業が忙しく、40〜80時間を捻出できない
- 競合が多く、見た目の質で負けたくない
- 広告を出す予定がある(受け皿の質が成果を左右します)
- 予約システムやECなど、機能が必要
特に広告を出す予定がある場合は、依頼を強くおすすめします。広告費をかけて人を集めても、着地するページが弱ければ意味がありません。広告費のほうが高くつきます。
自作でつまずきやすい8つのポイント
ご相談を受ける中で、繰り返し聞く「詰まったところ」を挙げます。
0. そもそも何から始めればいいか分からない
作業に入る前の段階で止まる方が、実はいちばん多いです。
ドメイン、サーバー、CMS、テーマ。聞き慣れない言葉が並び、どれから手をつけるべきか分からなくなります。
対策:家を建てる工程に置き換えると分かりやすくなります。ドメインが住所、サーバーが土地、WordPressが建物、テーマが内装です。この順番で用意していけば迷いません。まず住所を決めて、土地を借りて、建物を建てて、内装を整える。それだけです。
1. サーバーとドメインの設定
最初の壁です。「ネームサーバー」「DNS」といった言葉が出てきて、そこで止まる方が多いです。
対策:サーバー会社が提供している「WordPress簡単インストール」を使ってください。ドメインも同じ会社で取得すると、設定がほぼ自動になります。
2. テーマ選びで時間を使いすぎる
無料テーマだけで数千種類あります。比較しているうちに1週間経つ、というのはよくある話です。
対策:最初から有料テーマを買ってください。1万〜2万円です。迷う時間が減り、結果的に安く済みます。
3. 文章が書けない
もっとも多い停滞理由です。デザインは終わったのに、中身が入らず半年放置。実際によくあります。
対策:完璧を目指さないでください。まず箇条書きで構いません。公開してから直せばいいのがWEBの利点です。
4. スマホ表示が崩れる
パソコンではきれいなのに、スマホで見ると文字が重なる。よくある症状です。
対策:作業中から、こまめにスマホで確認してください。最後にまとめて直すと大変です。
5. 問い合わせフォームからメールが届かない
設置したのに動かない、迷惑メールに入る。これも頻出です。
対策:必ずテスト送信してください。自分の携帯のアドレスなど、別のアドレスから送って確認します。届かない場合は、メール送信用のプラグイン導入を検討してください。
6. 表示速度が遅い
写真をそのまま貼ると、ページが重くなります。スマホで開くのに10秒かかる、という状態になりがちです。
対策:写真は横幅1,200ピクセル程度に縮小してからアップロードしてください。これだけで大きく改善します。
7. プラグインを入れすぎる
WordPressは機能を後から追加できるのが利点ですが、入れすぎると表示が重くなり、不具合の原因にもなります。「便利そう」という理由で20個、30個と入れてしまう方がいます。
対策:必要なものだけに絞ってください。最低限あればよいのは、お問い合わせフォーム、SEO設定、バックアップ、セキュリティの4種類程度です。
8. 更新を止めてしまう
公開したことで満足してしまい、そのまま放置。1年後に見ると情報が古い。
対策:更新の頻度を最初に決めてください。月1回でも構いません。続けられる頻度にすることが大切です。
自作するなら、この順番で
WordPressで作る場合の手順です。
ステップ1:目的と対象を決める(1時間)
作業を始める前に、紙に書き出してください。
- 誰に見てほしいのか
- そのサイトで何をしてもらいたいのか(問い合わせ、来店、購入)
- 他社ではなく自分を選ぶ理由は何か
ここを飛ばさないでください。この1時間が、あとの60時間の質を決めます。
ステップ2:ドメインとサーバーを契約する(2〜3時間)
ドメインは会社名やサービス名を含む短いものが理想です。サーバーは月1,000円前後のもので十分です。
必ずご自身の名義で契約してください。これが将来の自由を守ります。
ステップ3:WordPressを入れて、テーマを決める(3〜5時間)
サーバーの簡単インストール機能を使います。テーマは有料のものを1つ選んでください。
ステップ4:ページの構成を決める(1〜2時間)
最低限、次の5つがあれば形になります。
- トップページ
- サービス・商品の紹介
- 料金
- 会社概要・プロフィール
- お問い合わせ
料金ページは特に重要です。金額が分からないサイトは、問い合わせ前に離脱されます。
ステップ5:文章と写真を用意する(15〜30時間)
ここがいちばん時間を使います。焦らず進めてください。
ステップ6:作り込む(10〜20時間)
テンプレートに沿って入れていきます。デザインを凝りすぎないことがコツです。
ステップ7:確認して公開(3〜5時間)
スマホ表示、フォームのテスト送信、リンク切れ。この3つは必ず確認してください。
ステップ8:公開後にやること(1〜2時間)
公開して終わりではありません。次の3つを済ませてください。
- Google Search Consoleに登録する……検索での見られ方が分かります
- Googleビジネスプロフィールにサイトを登録する……地域検索からの流入が増えます
- SNSやメールの署名にURLを載せる……最初の訪問者は、たいてい既存の知り合いです
検索から人が来るまでには、早くても数ヶ月かかります。公開直後は、自分から知らせることが必要だと考えてください。
自作サイトでよく見る、もったいない状態
ご自身で作られたサイトを拝見する機会が多くあります。技術的には問題なくても、成果につながっていないケースには共通点があります。
1. トップページで何屋か分からない
いちばん多いパターンです。
おしゃれな写真と「Welcome」の文字。スクロールしないと事業内容が出てこない。訪問者は3秒で判断します。何をしている会社か分からなければ、そこで閉じられます。
直し方:トップページの最上部に、「誰の、何を解決するのか」を一文で書いてください。「札幌の飲食店専門・ホームページ制作」のように具体的に。おしゃれさより明確さが優先です。
2. 料金がどこにも書かれていない
「お問い合わせください」だけのサイトは非常に多いです。
気持ちは分かります。内容によって変わるからです。しかし訪問者からすると、金額の見当がつかないものに問い合わせるのは勇気が要ります。
直し方:正確でなくて構いません。「◯円〜」「一般的なケースで◯万円程度」でも十分です。目安があるだけで問い合わせは増えます。
3. 問い合わせボタンが見つからない
ページの一番下に、小さく1つだけ。これでは押されません。
直し方:ページの上部、中盤、最下部の3箇所に置いてください。スマホでは画面下に固定表示するのも有効です。
4. 自分の話しか書かれていない
「弊社は創業◯年、技術力に自信があります」。こうした文章が並ぶサイトをよく見ます。
読み手が知りたいのは、「それで自分の何が解決するのか」です。
直し方:「私たちは〜」で始まる文を、「〜でお困りではありませんか」に書き換えてみてください。主語を相手に変えるだけで、伝わり方が変わります。
5. 写真がフリー素材ばかり
外国人モデルが笑顔で握手している写真。よく見かけます。
悪くはありませんが、実在感が伝わりません。特に地域密着の商売では、実際の店舗や人の写真のほうがはるかに効きます。
直し方:スマホで撮った写真でも構いません。明るい時間に、窓際で撮ってください。それだけで見違えます。
6. 更新が2年前で止まっている
「お知らせ」の最新が2年前。訪問者は「まだ営業しているのだろうか」と不安になります。
直し方:更新できないなら、日付が出る要素を置かないという選択もあります。無理に「お知らせ」欄を作る必要はありません。
自作でも成果を出すために、最低限やること
ご自身で作られる場合、これだけは押さえてほしいという項目です。
1. Googleビジネスプロフィールを登録する
地域で商売をしているなら、サイトを作るより先にこちらです。
無料で登録でき、「札幌 ◯◯」のような検索で地図に表示されます。写真と営業時間を入れ、口コミに返信する。それだけで効果があります。
住所を公開したくない個人事業の場合も、「サービス提供地域」型で登録できます。
2. Google Search Consoleを入れる
無料のツールです。どんな言葉で検索されて自分のサイトが表示されたかが分かります。
これを見ずに改善するのは、目隠しで運転するようなものです。登録は10分ほどで終わります。
3. アクセス解析を入れる
GA4(Googleアナリティクス)を設置してください。何人来たか、どのページが読まれているかが分かります。
細かい分析は不要です。「問い合わせページまで到達した人が何人いるか」だけでも見る価値があります。
4. スマホで自分のサイトを開いてみる
当たり前のようですが、やっていない方が多いです。
今のアクセスは半分以上がスマートフォンです。パソコンで完璧でも、スマホで崩れていれば意味がありません。
5. 問い合わせフォームのテスト送信をする
設置して安心してしまいがちです。必ず自分で送信して、メールが届くか確認してください。
迷惑メールフォルダも見てください。届いていないまま何ヶ月も気づかない、というのは実際にある話です。
「途中まで自分で」という選択肢
あまり知られていませんが、有効な方法です。
全部を依頼する必要はありません。部分的に頼むこともできます。
組み合わせの例
- 構成と文章は自分で、デザインと実装だけ依頼……費用を大きく抑えられます
- トップページだけ依頼、下層は自分で追加……いちばん重要な1枚に予算を集中できます
- 自作したサイトを見てもらい、改善点だけ指摘してもらう……数万円で済むことがあります
- 作るのは自分、公開後の集客だけ依頼
私も、こうした部分的なご依頼をお受けしています。「全部お願いするほど予算がない」という場合こそ、ご相談いただきたいと思っています。
自作したサイトを、あとから直せますか
よくいただくご質問です。
WordPressで作った場合は、たいてい直せます。一般的な構成なので、引き継ぎが可能です。
Wixやペライチで作った場合は、難しいことが多いです。これらは外部からの編集ができない仕組みだからです。作り直しになるケースがほとんどです。
ここが、最初にどのツールを選ぶかで将来が変わる理由です。長く使うつもりなら、WordPressをおすすめします。
制作者として、正直に思うこと
ここからは、依頼される側の本音です。
自作をすすめることがあります
ご相談をいただいて、「今回はご自身で作られたほうがいいと思います」とお伝えすることがあります。
たとえば、まだ事業を始めたばかりで、何を売るかも固まっていない場合です。この段階で30万円かけてサイトを作っても、半年後には内容が変わっています。
そういうときは、まず無料のツールで1ページ作って、反応を見ることをおすすめします。事業の輪郭が見えてから作り直したほうが、結果的に安く済みます。
自作された方は、依頼後も強い
一度ご自身で作った経験がある方は、打ち合わせがスムーズです。
「この部分は手間がかかる」「ここは簡単に直せる」という感覚をお持ちだからです。無理な要望も出ませんし、公開後の更新もご自身でできます。
ですから、自作の経験は決して無駄になりません。挫折したとしても、その時間には価値があります。
いちばん避けたいのは「中途半端な放置」
自作でも依頼でも構いません。しかし作りかけで放置されているサイトが、いちばんもったいないと思っています。
「準備中」のページが並び、更新は1年前。これなら、そもそも無いほうがましなこともあります。訪問者に「動いていない会社」という印象を与えてしまうからです。
作ると決めたら、公開まで走り切ってください。完璧でなくて構いません。5ページでも、内容が揃っていれば十分に機能します。
迷ったら、規模を小さくする
「10ページのサイトを自分で作る」より、「1ページのサイトをきちんと作る」ほうが成果は出ます。
ページ数は品質ではありません。訪問者が知りたいことが揃っているかが品質です。
自作で迷われているなら、まず1ページから始めてみてください。それで手応えがあれば増やせばいいですし、難しいと感じたらその時点でご相談いただければと思います。
判断のためのチェックリスト
次の質問に答えてみてください。
自作に向いている
- 60時間を捻出できる
- 公開までに2〜3ヶ月かけられる
- 新しいツールを触るのが苦にならない
- 分からないことを自分で調べられる
- サイトからの集客に、まだ期待していない
依頼に向いている
- 本業が忙しい
- 公開の期限が決まっている
- 問い合わせを増やしたい
- 広告を出す予定がある
- パソコン作業が苦手
- 途中で挫折した経験がある
後半に多く当てはまるなら、依頼を検討する価値があります。
よくあるご質問
まったくの初心者でも作れますか
作れます。ただし時間はかかります。調べながら進めることになるので、40時間では終わらないと考えておいてください。
「1日で完成」といった情報もありますが、それは慣れている人の話です。
無料で作れますか
作成サービスの無料プランを使えば、費用0円で作れます。
ただし制約があります。広告が表示される、独自ドメインが使えない、機能が制限されるなどです。ビジネスで使うなら、独自ドメインは用意したほうがいいと思います。信頼感が変わります。
自作だと検索で上位に出ませんか
そんなことはありません。自作か依頼かは、検索順位に直接影響しません。
影響するのは中身です。誰の役に立つ情報が書かれているか。ここが評価されます。むしろ、自分で継続的に更新できる自作サイトのほうが強くなることもあります。
どのくらいのページ数から依頼したほうがいいですか
ページ数では判断できません。目的で判断してください。
1ページでも、広告と連動して申し込みを取るLPなら依頼する価値があります。逆に10ページでも、社内向けの情報掲載なら自作で十分です。
途中で挫折したら、続きを頼めますか
頼めます。実際、そうしたご相談は少なくありません。
WordPressで作りかけている場合、そのまま引き継げることが多いです。作り直すより安く済みますので、諦める前にご相談ください。
作った後の管理が不安です
WordPressは定期的な更新が必要です。放置すると、不具合やセキュリティの問題が起きることがあります。
不安な場合は、制作は自分で、保守だけ依頼という形もあります。月額5,000円前後から対応している制作者は多いです。
WordPressとWix、どちらを選べばいいですか
判断の基準は「何年使うつもりか」です。
1〜2年で作り直すつもり、またはとりあえず試したいだけなら、Wixのほうが早く形になります。
3年以上使う、記事を書いて検索から集客したい、将来は制作会社に引き継ぐかもしれない。こうした場合はWordPressです。移行のしやすさが決定的に違います。
テンプレートを使うと、他社と同じ見た目になりませんか
色、写真、文章を変えれば、同じテンプレートでも印象は大きく変わります。実際、同じテーマを使った2つのサイトが別物に見えることは普通にあります。
むしろ気にすべきは見た目の重複ではなく、書かれている内容が他社と同じになっていないかです。そちらのほうが選ばれない理由になります。
作るのにパソコンは必要ですか
必要です。スマートフォンだけでも一部の作業はできますが、現実的ではありません。
高性能である必要はありません。ブラウザが快適に動けば十分です。ただし画面が小さいと作業効率が落ちるので、可能なら外部モニターがあると楽になります。
結局、どちらがおすすめですか
身も蓋もない答えですが、目的次第です。
ただ一つ言えるのは、「安いから自作」という理由だけで決めると、後悔しやすいということです。時間という見えないコストを計算に入れてから判断してください。
まとめ
要点を整理します。
ホームページは自分でも作れます。今のツールは優秀で、専門知識がなくても形になります。
ただし、判断のポイントは3つあります。
- 最大のコストは時間です。未経験なら40〜80時間。時給換算すると、依頼と大差ないこともあります
- 「作れる」と「成果が出る」は別です。問い合わせを増やしたいなら、設計の質が結果を分けます
- ツール選びが将来を決めます。あとから引き継ぎたいならWordPressを選んでください
そして、全部か、ゼロかではありません。構成は自分で考えて実装だけ頼む、トップページだけ依頼する、といった進め方もあります。
最後に、制作者としての本音を書きます。
私は「全部お任せください」とは言いません。自分で作れるなら、それがいちばん強いと思っているからです。更新のたびに人に頼まなくて済みますし、サイトへの理解も深まります。
ただ、本業が忙しい方に「60時間かけてください」とも言えません。その時間で本業を回したほうが、事業としては正しいこともあります。
札幌でホームページ制作をご検討中で、自作と依頼のどちらにすべきか迷っている方は、お気軽にご相談ください。ご状況をうかがったうえで、自作をおすすめすることもあります。ご相談とお見積りは無料です。
札幌で自作を考えている方へ
地域で商売をされている場合、少しだけ事情が変わります。
札幌のような地方都市では、全国区のキーワードで戦う必要がありません。「ホームページ制作」で1位を取るのは至難ですが、「札幌 ◯◯ 相談」なら十分に狙えます。競合の数がまったく違うからです。
つまり、自作サイトでも検索から集客できる可能性が高いということです。大手が本気で取りに来ない領域だからです。
そのうえで、地域ビジネスなら次の順序をおすすめします。
- 1つ目……Googleビジネスプロフィールを整える(無料・最優先)
- 2つ目……1ページでいいのでサイトを作る(自作で可)
- 3つ目……反応を見て、必要なら拡張する
いきなり10ページのサイトを作る必要はありません。地域密着の商売では、まず「実在する店・人」であることが伝わればいいのです。
そのうえで「もっと問い合わせを増やしたい」という段階になったら、そこで初めて依頼を検討すれば十分だと思います。
この記事の情報について
本記事は2026年8月時点の情報をもとに執筆しています。各サービスの料金や機能は変更される場合がありますので、契約前に公式サイトでご確認ください。
記載している所要時間は、私がご相談を受ける中での一般的な目安です。お使いのツールや、パソコン操作の慣れ具合によって大きく前後します。あくまで判断材料のひとつとしてお読みください。