ホームページに問い合わせが来ない原因と、直す順番【3つの層で特定】

ホームページに問い合わせが来ない原因

この記事の要約

  • 問い合わせが来ない原因は、3つの層のどれかにあります。順番に確認すれば必ず特定できます。
  • いちばん多い原因は、デザインでも文章でもなく「そもそも見られていない」ことです。
  • 月間100アクセスなら、問い合わせ0件は異常ではありません。計算上そうなります。
  • まず見るべき数字は3つだけ。無料のツールで確認できます。ここを見ずに直すと必ず外します。
  • 直す順番は「電話番号 → 導線 → 内容 → 集客」。逆から手をつける方が多く、それが遠回りになります。
  • お金をかけずに今日できることが7つあります。半日で終わり、効果が出ることもあります。
  • 問い合わせ率の目安は0.5〜3%。この数字を知らないと、正常なのに直そうとしてしまいます。
  • 改善が数字に出るまで最短1ヶ月、通常3〜6ヶ月。すぐ変わるものと、時間がかかるものがあります。
目次

結論:原因は3つの層のどこかにあります

「ホームページを作ったのに、問い合わせが1件も来ない」

これは、私がいちばん多くいただくご相談です。作って半年、1年と経ち、何も起きないまま放置されているサイトを、たくさん見てきました。

結論からお伝えします。原因は必ず、次の3つの層のどれかにあります。

  1. 見られていない……そもそもサイトに人が来ていない
  2. 読まれていない……来ているが、すぐ帰っている
  3. 行動されていない……読んでいるが、問い合わせに至らない

そしていちばん多いのは1番です。デザインの問題でも、文章の問題でもありません。単純に、人が来ていないのです。

ここを取り違えると、直す場所を間違えます。アクセスが月に50件しかないサイトでボタンの色を変えても、何も変わりません。それでも「デザインが悪いのでは」と考えて作り直し、また何も起きない。この繰り返しで数十万円が消えていきます。

私は札幌でWEB制作をしている個人事業者です。この記事では、原因の特定方法と、直す順番を具体的にお伝えします。推測ではなく、数字で判断する方法です。

まず、3つの数字を見てください

直す前に、現状を知る必要があります。見るべき数字は3つだけです。

1. 月間のアクセス数

1ヶ月に何人がサイトを見ているか。これが出発点です。

確認方法は2つあります。Googleアナリティクス(GA4)かGoogleサーチコンソールです。どちらも無料です。

入っていない場合は、まずこれを入れてください。入っていないサイトは、目隠しで運転しているのと同じです。設置は制作会社に頼めば30分程度の作業です。

2. 検索での表示回数

サーチコンソールで見られます。「検索結果に何回表示されたか」という数字です。

これが月に数十回しかないなら、原因ははっきりしています。検索エンジンに認識されていないか、誰も検索していない言葉でしか出ていません。

3. 問い合わせの数

フォームからの送信、電話、メール。合計で月に何件あったか。

ゼロなら、それも情報です。1件でもあるなら、そこから逆算できます。

この3つで、原因の層が分かります

状態 原因の層 手をつける場所
アクセスが月100未満 1. 見られていない 集客。SEOと地図登録
アクセスはあるが、すぐ帰る 2. 読まれていない 最初の画面と表示速度
読まれているが送信されない 3. 行動されていない 導線とフォーム

問い合わせ率の目安を知ってください

ここを知らないまま改善に手をつける方が非常に多いので、先にお伝えします。

ホームページを見た人のうち、問い合わせをする人の割合は0.5〜3%です。

業種によって幅があります。

  • BtoC・地域の店舗……1〜3%程度。飲食店や美容室など、行動のハードルが低い業種
  • BtoB・専門サービス……0.5〜2%程度。検討期間が長く、比較される業種
  • 高額商品・住宅など……0.3〜1%程度。決断までが長い

この数字を、ご自身のサイトに当てはめてください。

月間アクセスが100件なら、問い合わせは0〜3件です。ゼロの月があっても、まったく異常ではありません。計算上そうなります。

月間アクセス50件のサイトで「1件も来ない」と悩んでいる方がいます。しかしそれは、サイトの出来が悪いのではありません。分母が小さすぎるだけです。

逆に、月間3,000アクセスあって問い合わせが0件なら、それは明らかに何かがおかしい。この場合は層2か層3の問題です。

まず自分がどちらなのかを判断してください。ここを飛ばすと、必要のない改修にお金を使うことになります。

層1:そもそも見られていない

いちばん多いパターンです。原因を分解します。

公開しただけでは、誰も来ません

ここが最大の誤解です。

ホームページは、作って公開すれば人が来るものではありません。看板を出しただけで客が来ないのと同じです。誰かに見つけてもらう仕組みが別に必要です。

人がサイトに来る経路は、大きく4つしかありません。

  • 検索……Googleなどで調べて見つける
  • 地図……Googleマップから
  • 広告……お金を払って表示する
  • 直接……名刺やチラシ、SNS、紹介からURLを見て来る

このどれも仕込んでいなければ、人は来ません。当たり前のことですが、見落とされます。

検索で出てこない理由

「会社名で検索すれば出るのに、サービス名では出てこない」という状態がよくあります。理由は3つです。

1つめ。ページが少なすぎる。5ページのサイトでは、拾える検索語がほとんどありません。検索する人は「札幌 外壁塗装 費用」のように具体的な言葉で調べます。その言葉に答えるページがなければ、出ようがありません。

2つめ。文章が少なすぎる。写真が中心で、文字が数行しかないページは、検索エンジンが内容を判断できません。

3つめ。競合が強すぎる。「ホームページ制作」のような大きな言葉では、大手や老舗が上位を占めています。ここで戦っても勝てません。

地域名を入れているか

地域で商売をしているなら、これは必須です。

「外壁塗装」ではなく「札幌 外壁塗装」。「税理士」ではなく「札幌 相続 税理士」。

大きな言葉は競合が強すぎて勝てません。しかし地域を足した瞬間、競合は激減します。しかも実際に依頼する可能性がある人だけが検索します。

サイトのどこにも市区町村名が書かれていないケースがあります。これでは地域の検索に出ません。トップページ、会社概要、各サービスページに、対応エリアを明記してください。

Googleビジネスプロフィールを登録しているか

地域で商売をしているなら、これが最も効きます。

「札幌 ◯◯」と検索したとき、通常の検索結果の上に地図が出ます。ここに載るかどうかは、ホームページの順位より大きな差になります。

登録は無料です。店舗がなくても、サービス提供地域型として住所非公開で登録できます。個人事業でも可能です。

私がいまお客様に最初におすすめしているのは、記事を増やすことではなくこの登録です。効果が出るまでの期間が短いためです。

名刺やチラシにURLが載っているか

意外と抜けています。

名刺、チラシ、封筒、車両、店頭の看板、メールの署名。URLとQRコードを入れられる場所は全部入れてください。

すでに接点のある人が見に来るだけでも、問い合わせにつながる可能性は検索より高いです。相手はあなたを知っているからです。

層2:見られているが、読まれていない

アクセスはあるのに、すぐ帰られている状態です。

最初の画面で何屋か分からない

読む人は3秒で判断します。その3秒で「ここは自分に関係がある」と伝わらなければ、閉じられます。

よくあるのが、大きな写真とキャッチコピーだけが表示されていて、何の会社か分からないトップページです。

「未来を、デザインする。」と書いてあっても、何屋かは伝わりません。「札幌市西区の外壁塗装専門店」のほうが、はるかに役に立ちます。

最初の画面に、必ずこの3つを入れてください。

  • 何屋か……業種を具体的に
  • どこか……対応地域
  • 次にどうすればいいか……問い合わせボタン、電話番号

表示が遅い

読み込みに3秒以上かかると、離脱が大きく増えます。

原因のほとんどは画像です。デジカメやスマートフォンで撮った写真をそのまま載せると、1枚で数メガバイトになります。それが10枚あれば、当然重くなります。

確認はPageSpeed Insights(Googleの無料ツール)でできます。URLを入れるだけです。

対策は、画像を圧縮すること。これだけで大きく改善します。制作会社に依頼すれば数時間の作業です。

スマートフォンで崩れている

いまやアクセスの7〜8割はスマートフォンです。業種によっては9割を超えます。

それなのに、パソコンでしか確認していないサイトが本当に多い。文字が小さい、横スクロールが出る、ボタンが押しにくい、表がはみ出す。

ご自身のスマートフォンで、いますぐ開いてみてください。拡大せずに読めますか。電話番号はタップできますか。

文章が読みにくい

1文が長く、改行がなく、専門用語だらけ。この状態では読まれません。

目安は1文40〜60字。長くなったら「〜ですが」「〜ので」のところで切ってください。

専門用語は、使ってはいけないわけではありません。使ったうえで、短く説明を添えてください。それが専門家らしさと親切さの両立になります。

層3:読まれているが、行動されていない

最後まで読まれているのに、問い合わせが来ない。この場合は導線に原因があります。

電話番号がタップできない

これがいちばん多く、いちばんもったいない不具合です。

スマートフォンで電話番号をタップして、そのまま発信できますか。画像で置かれていたり、ただの文字だったりすると、発信できません。

番号を覚えて電話アプリを開き直す人はいません。そこで諦められています。

技術的には簡単な設定です。それなのに、できていないサイトが非常に多い。まずここを確認してください。

問い合わせボタンが下にしかない

読み終わった人だけがボタンにたどり着く構造では、機会を逃します。

ページの上部、中ほど、最後。最低3か所に置いてください。スマートフォンでは、画面下に固定表示されるボタンも有効です。

「しつこい」と思われるのを心配される方がいますが、必要な人にとっては親切です。探す手間が減ります。

フォームの項目が多すぎる

入力項目が増えるほど、送信率は落ちます。

必須にしていいのは3つまでです。名前、連絡先、問い合わせ内容。これで足ります。

住所、会社名、業種、予算、希望納期。これらを必須にすると、そこで閉じられます。必要な情報は、返信のやり取りの中で聞けばいいのです。

「ふりがな」も不要です。読み方が必要なら、返信で確認できます。

送った後どうなるか書いていない

送信する側は、こう思っています。

  • いつ返事が来るのか
  • しつこく営業されないか
  • まだ何も決まっていないが、それでもいいのか

この3つに、フォームの近くで答えてください。

1営業日以内にご返信します。
しつこい営業はいたしません。
ご予算が決まっていない段階でも構いません。

この3行を足すだけで送信数が変わります。書くのに5分もかかりません。

問い合わせ以外の入口を用意していない

「お問い合わせ」は、実はハードルの高い行動です。何を書けばいいか分からず、営業されるのも怖い。そこで止まる人が大勢います。

そこで、もう一段ゆるい入口を用意してください。

  • 無料見積り……相談より目的がはっきりしていて押しやすい
  • 資料請求……人と話さずに情報だけ得られる
  • LINEで質問……電話もメールも苦手な層に効きます
  • 料金シミュレーション……遊び感覚で触れて、そのまま相談につながります

いきなり契約を決める人はほとんどいません。階段を用意すると、上ってくれる人が増えます。

フォームが壊れている

笑い話のようですが、実際にあります。

送信してもメールが届かない。迷惑メールフォルダに入っている。サーバーの設定変更で止まっている。プラグインの更新で動かなくなっている。

ご自身で一度、送信してみてください。これは今日できます。届かなければ、その日から今日までの問い合わせは全部消えていたことになります。

あわせて、年に数回は送信テストをする習慣をつけてください。

料金がどこにも書いていない

金額が分からない相手に連絡するのは、かなり勇気が要ります。

「案件によって変わるから書けない」というお気持ちは理解できます。しかし読む側から見ると、料金が載っていないという理由だけで候補から外されます。

正確な金額が出せなくても、書き方はあります。

  • 「◯◯円〜」という下限
  • 「一般的なご依頼では◯万円〜◯万円です」という幅
  • 「A様の場合は◯円でした」という実例

お客様の声や事例が載っていない

読む人がいちばん知りたいのは、「自分と同じような人が、実際に頼んでどうだったか」です。

会社側がいくら「丁寧です」と書いても、それは自己申告です。しかし依頼した人の言葉が1つあるだけで、受け取られ方が変わります。

集め方は難しくありません。納品後に「差し支えなければ、一言いただけませんか」と聞くだけです。断られることもありますが、快く応じてくださる方は思うより多いです。

写真がなくても、匿名でも構いません。「札幌市・40代・製造業」という書き方でも十分に効きます。

更新が止まっている

お知らせの最終更新が2年前で止まっているサイトは、営業しているかどうかを疑われます。

毎週更新する必要はありません。ただ、年に数回は何かを足してください。更新できないなら、日付を表示しないほうがましです。

誰がやっているか分からない

特に小さな会社や個人事業では、これが決め手になります。

会社概要が薄い。代表の名前がない。顔写真がない。この状態では、お金を払う判断がしにくいのです。

顔写真はスマートフォンで撮ったもので構いません。ないより、あるほうが確実にいいです。

直す順番

ここからが本題です。原因が複数ある場合、どこから手をつけるか。

正しい順番は、費用が安く、効果が早いものからです。

第1段階:今日できること(費用0円・半日)

  1. フォームの送信テスト……届くか確認する
  2. 電話番号のタップ確認……スマートフォンで発信できるか
  3. スマートフォンでの表示確認……崩れていないか
  4. フォーム周りに3行足す……返信の目安、営業しない、未定でもOK
  5. アナリティクスとサーチコンソールの設置……数字を見られるようにする
  6. Googleビジネスプロフィールの登録……地域商売なら必須
  7. 名刺・チラシ・署名にURLを入れる……既存の接点から流す

ここまでで費用はかかりません。それでいて、1〜3番は今日から問い合わせが増える可能性があります。

第2段階:数万円でできること(1〜2週間)

  • トップページの最初の画面を直す……何屋か、どこか、次にどうするか
  • 問い合わせボタンを3か所に増やす
  • フォームの項目を3つに減らす
  • 画像を圧縮する……表示速度の改善
  • 料金の目安を載せる
  • 対応エリアを明記する

制作会社に頼んでも、数万円で収まる範囲です。

第3段階:時間をかけること(3〜6ヶ月)

  • 記事やページを増やす……検索の入口を作る
  • 事例やお客様の声を載せる
  • よくある質問を10問作る

ここが効いてくるまでには時間がかかります。しかしいちばん効果が大きく、積み上がるのもここです。

最後:広告とリニューアル

広告はお金を払えばすぐ人が来ます。ただし止めれば止まります。そして受け皿が悪い状態で広告を出すと、お金だけが消えます。

サイト全体のリニューアルは、いちばん最後です。第1・第2段階で直る問題を、作り直しで解決しようとするのは、最も高くつく選択です。

よくある勘違い

「デザインを新しくすれば問い合わせが増える」

増えません。少なくとも、それだけでは増えません。

アクセスが月100件のサイトを、どれだけ美しく作り直しても、月100件のままです。デザインは層2と層3に効きますが、層1には効きません。

もちろん、あまりに古びた見た目は信頼を損ないます。ただ、それは「増やす」話ではなく「減らさない」話です。

「SEO対策すれば上位に出る」

出るとは限りません。順位を保証できる会社は存在しません。保証をうたう業者には近づかないでください。

できるのは、可能性を上げることだけです。そして効果が出るまでには通常3〜6ヶ月かかります。

「アクセス数が増えれば問い合わせも増える」

おおむね正しいのですが、アクセスの質が伴っていなければ増えません。

「外壁塗装 自分で やり方」で検索して来た人は、自分で塗りたい人です。何人来ても依頼にはなりません。

大事なのは数ではなく、依頼する可能性がある人が来ているかです。

「SNSをやれば集客できる」

業種によります。飲食店や美容室のように写真で伝わる業種では効きます。

一方、BtoBや専門サービスでは、SNSより検索のほうが確実です。困った人が能動的に探すからです。

そして、SNSは続けなければ意味がありません。続かないなら始めないほうがいいとお伝えしています。

業種別に見落としがちな点

飲食店・美容室など、来店してもらう業種

問い合わせフォームより、電話と地図が重要です。

営業時間、定休日、駐車場の有無、予約が必要かどうか。この4つが最初の画面の近くにないと、それだけで離脱されます。

そしてGoogleビジネスプロフィールが本体です。多くの人は、サイトを見る前に地図で判断しています。

工務店・リフォームなど、高額な業種

決断まで数ヶ月かかります。1回の訪問で問い合わせは来ません。

効くのは施工事例です。写真、費用、期間、どんな要望だったか。これが10件並んでいるかどうかで、まったく変わります。

また、いきなり「お問い合わせ」ではハードルが高い業種です。「無料見積り」「資料請求」「現地調査」など、段階を下げた入口を用意してください。

士業・コンサルなど、専門サービス

比較検討が長く、必ず複数社が見られます。

決め手になるのは「誰が」「何を」「いくらで」の3点です。特に料金の非公開は、この業種では致命的に効きます。

また、専門分野を絞ったページが有効です。「何でもやります」より「相続に強い」のほうが選ばれます。

BtoB・製造業

問い合わせ数そのものが少ない業種です。月1件でも十分な成果という場合があります。

数を追うより、技術情報を詳しく書くほうが効きます。加工実績、対応可能な素材、設備一覧。担当者は具体的な条件で検索しています。

どのくらいで効果が出るか

期待値を正しく持っていただくために、目安をお伝えします。

やること 効果が出るまで 費用の目安
フォームの不具合修正 即日 0〜数千円
電話番号のタップ対応 即日 0〜数千円
フォーム周りの文言追加 数日 0円
Googleビジネスプロフィール登録 2週間〜1ヶ月 0円
トップページの改善 1ヶ月 3万〜10万円
記事・ページの追加 3〜6ヶ月 1本2万円〜
WEB広告 即日(止めれば止まる) 月5万円〜

ここで強調しておきたいのは、上の3つは今日できて、費用がほぼかからないということです。

それなのに、多くの方はいきなり下の「リニューアル」から手をつけます。順番が逆です。

それでも改善しない場合

ひととおり手を尽くしても変わらないことがあります。その場合、考えられるのは次の3つです。

そもそも検索されていない

ニッチすぎるサービスの場合、検索する人自体がほとんどいないことがあります。

この場合、WEBで待っていても人は来ません。チラシ、紹介、営業といった別の手段と組み合わせる必要があります。

私は「今はホームページを作らないほうがいい」とお伝えすることもあります。WEBが合わない商売もあるからです。

競合が強すぎる

大手が広告を大量に出している分野では、個人や小規模事業者が正面から戦うのは困難です。

この場合は、戦う場所を変えてください。地域を絞る、対象を絞る、特定の悩みに特化する。大きな市場の1%より、小さな市場の30%のほうが現実的です。

ホームページ以外に原因がある

問い合わせは来ているのに、成約していない。この場合はサイトの問題ではありません。

返信が遅い。返信の文面がそっけない。見積りが出るまで1週間かかる。ここで失注しているケースは、実際にかなり多いです。

問い合わせが来た後の対応も、あわせて見直してください。

よくある質問

1件も来ない状態が続くと、どこから疑うべきですか

順番は決まっています。まず「届いていない可能性」から疑ってください。

フォームが壊れている、迷惑メールに振り分けられている、電話が発信できない。この3つは、問い合わせがあっても気づけません。ゼロなのではなく、消えているだけという可能性があります。

ここを確認してから、はじめてアクセス数の話に進んでください。順序を逆にすると、無駄な費用がかかります。

アクセス数はどのくらいあれば普通ですか

業種と地域によって大きく変わるため、一概には言えません。

ただ、地域密着の中小事業者であれば、月間300〜1,000アクセスが一つの目安になります。ここまで来ると、問い合わせが月に数件生まれる計算になります。

公開直後は月50件程度からのスタートが普通です。いきなり増えるものではありません。

制作会社に相談すべきですか

第1段階の7項目は、ご自身でも確認できます。まずそこを済ませてください。

第2段階以降は、依頼したほうが早いです。ただし「アクセス数はいくつですか」と聞いてこない会社には注意してください。数字を見ずに提案してくる会社は、リニューアルを売りたいだけの可能性があります。

リニューアルすべきタイミングはありますか

次のどれかに当てはまるなら、検討する価値があります。

  • スマートフォンで正しく表示されない
  • 自分で更新できない(更新のたびに費用がかかる)
  • 制作会社と連絡が取れなくなった
  • 10ページ以上に増やしたいが、構造上できない

逆に、「見た目が古い気がする」だけならリニューアルは不要です。部分的な改善で足ります。

広告を出せばすぐ問い合わせは来ますか

アクセスはすぐ来ます。ただし問い合わせが来るかは別です。

受け皿となるページが整っていない状態で広告を出すと、お金だけが消えます。第1・第2段階を終えてからにしてください。

自分でどこまで確認できますか

第1段階の7項目は、専門知識がなくてもできます。特に次の3つは今日やってください。

  • フォームに自分で送信してみる
  • スマートフォンで電話番号をタップしてみる
  • スマートフォンで全ページを開いてみる

ここで問題が見つかることは、本当によくあります。特にフォームの送信テストは、半年に一度は習慣にしてください。プラグインやサーバーの更新で、ある日突然止まることがあるためです。

アナリティクスの見方が分かりません

最初は2つの数字だけ見てください。「ユーザー数」と「表示回数」です。

他の指標は、慣れてからで構いません。詳しく見ようとして挫折するより、2つを毎月記録するほうが役に立ちます。

まとめ

問い合わせが来ない原因と、直す順番を整理します。

  • 原因は3つの層のどれか。見られていない/読まれていない/行動されていない
  • いちばん多いのは「見られていない」。デザインの問題ではありません
  • 先に3つの数字を見る。アクセス数、検索表示回数、問い合わせ数
  • 問い合わせ率の目安は0.5〜3%。月100アクセスなら0件でも異常ではありません
  • 直す順番は安く早いものから。フォーム、電話番号、スマホ表示が最優先
  • 今日できることが7つ。費用0円、半日で終わります
  • リニューアルは最後。それで解決する問題は多くありません
  • 広告は受け皿を整えてから。止めれば止まります
  • 問い合わせ後の対応で失注していないかも、あわせて確認してください

「問い合わせが来ない」というご相談をいただくと、私はまず数字をうかがいます。そして多くの場合、サイトを作り直す必要はありません。直すべきは、もっと小さく、もっと安い部分です。

現状のサイトを拝見して、どの層に原因があるかをお伝えすることもできます。ご相談は無料です。他社様で制作されたサイトでも構いません。

「作り直したほうがいいですか」と聞かれて、「その必要はありません」とお答えすることもあります。それが事実なら、そうお伝えします。

この記事の情報について

この記事は2026年9月時点の内容です。問い合わせ率や費用の目安は、私が実務で扱っている水準と、一般に公開されている業界の傾向をもとにした概算です。業種、地域、商材によって大きく変動しますので、目安としてお考えください。

数字の確認に使えるツール(Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール、PageSpeed Insights、Googleビジネスプロフィール)は、いずれも無料で利用できます。仕様は変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

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