この記事の要約
- チラシ制作の相談は、デザインが決まっていない状態で構いません。むしろその前の段階からご相談ください。
- 最初に決めるべきは、デザインではなく「誰に、何枚、どうやって配るか」です。ここが決まらないと何も決まりません。
- 準備できると話が早いのは5つ。目的、配布方法、伝えたいこと、写真、参考チラシです。
- 相談は1時間程度。ご相談とお見積りは無料で、その場で契約を迫られることはありません。
- 相談から納品まで2〜3週間が目安。配布時期が決まっているなら1ヶ月前にご相談ください。
- 補助金を使う場合は、相談の段階でお伝えください。見積書の作り方とスケジュールが変わります。
- 「チラシは必要ない」とお伝えすることもあります。相談だけで終わっても構いません。
結論:デザインより先に、配り方を決めてください
「チラシを作りたいのですが、どんなデザインがいいか分からなくて」
こうしたご相談をよくいただきます。ただ、私がまずお聞きするのはデザインの話ではありません。
「誰に、何枚、どうやって配りますか」
この質問から始めます。理由は単純です。配り方が決まらないと、デザインも枚数もサイズも決められないからです。
ポストに投函するのか、手渡しするのか、店頭に置くのか。それぞれで最適な作りが変わります。
ポスティングなら、他のチラシに埋もれない工夫が必要です。手渡しなら、会話の内容を補う役割になります。店頭設置なら、手に取った人がじっくり読める構成にできます。
私は札幌でWEB制作とデザインを手がけている個人事業者です。この記事では、相談前の準備、当日の流れ、その後の進み方を具体的にお伝えします。
相談前に準備できると話が早い5つのこと
先にお伝えしますが、全部揃っていなくて構いません。分かる範囲で十分です。
1. 目的
何のためにチラシを配るのか。一言で考えてみてください。
- 新規のお客様に来店してほしい
- 新メニューを知ってほしい
- 期間限定のキャンペーンを告知したい
- イベントに集客したい
- 求人の応募を集めたい
ここが決まると、載せる内容も自然に決まります。逆に曖昧だと、情報を詰め込みすぎたチラシになります。
2. 配布方法と枚数
もっとも重要な項目です。決まっていなくても、希望をお聞かせください。
- ポスティング(エリアはどこか)
- 新聞折込
- 手配り
- 店頭に設置
- 既存のお客様に郵送・同封
枚数の目安も考えておいてください。「配れる枚数」から逆算するのが基本です。刷りすぎると、余った分がそのまま無駄になります。
3. 伝えたいこと
箇条書きで構いません。整った文章は不要です。
- いちばん伝えたいこと(ひとつだけ)
- サービス内容と価格
- 店名、住所、電話番号、営業時間
- 問い合わせや来店の方法
ここが埋まっていると、制作がぐっと早く進みます。
もし手元に会社案内や営業資料、既存のメニュー表があれば、それを渡していただくだけでも構いません。使えるかどうか分からないものでも、まず見せてください。そこから使える材料を拾えることは多いです。
4. 使える写真
手元にある写真を見せてください。スマートフォンで撮ったもので構いません。
写真がない場合、フリー素材を使うか、撮影を手配するかの相談になります。撮影は数万円かかるため、予算に影響する項目です。
5. 参考にしたいチラシ
「こんな感じにしたい」というチラシがあれば、実物か写真を持ってきてください。他業種でも構いません。
言葉で「シンプルで見やすい感じ」と伝えるより、実例を見せるほうが正確に伝わります。
「これは嫌い」という例もあると、さらに助かります。好みより、避けたいものを共有するほうが認識のずれが減ります。
準備しなくてよいこと
ここで悩んで相談が遅れる方が多いので、先にお伝えします。
デザインを考える必要はありません
色やレイアウトを決めておく必要はありません。それを考えるのが制作者の仕事です。
キャッチコピーを考える必要はありません
「いい言葉が思いつかない」と止まってしまう方がいます。ヒアリングの中で出てきた言葉が、そのまま使えることが多いです。
サイズや紙を決める必要はありません
A4がいいのか、用紙は何を使うのか。これらは配布方法と予算から逆算して決まります。
完成した原稿を書く必要はありません
箇条書きの材料で十分です。整えるのはこちらの仕事です。むしろ方向性が決まる前に清書すると、書き直しになって二度手間になります。
相談当日の流れ
所要時間は1時間程度です。
1. 事業と現状をうかがう(15〜20分)
どんな商売か、どんなお客様が多いか、今どうやって集客しているか。
デザインの話はまだしません。事業を理解しないと、何を伝えるべきか決められないからです。
2. 目的と対象を整理する(15〜20分)
誰に届けたいのか、何をしてほしいのかを一緒に決めます。
ここで「チラシより別の方法がいい」と分かることもあります。実際に、そうお伝えすることもあります。
3. 配布方法と枚数を検討する(10〜15分)
エリア、時期、枚数を具体的にします。ここが決まると、サイズも紙も決まります。
4. 費用と納期の見通しを共有(10分)
デザイン費、印刷費、配布費の概算をお伝えします。
ご予算と合わない場合は、どこを調整できるかをご相談します。片面にする、枚数を減らす、印刷を自分で手配する。方法はいくつかあります。
5. 次のステップを確認
正式なお見積りをお送りする日を決めます。その場で契約を迫ることはありません。
相談でよく聞く質問
私が相談の場でうかがう内容です。事前に考えておくと、濃い話ができます。
- お客様からよく聞かれることは何ですか……載せるべき情報が隠れています
- 他店と違うところは何ですか……選ばれる理由になります
- 今までチラシを配ったことはありますか……反応があったなら、その要素を活かせます
- お客様はどのあたりから来ていますか……配布エリアの判断材料です
- いちばん来てほしいのはどんな方ですか……訴求の方向が決まります
答えられなくても大丈夫です。一緒に考えます。
相談から納品までの流れ
- 相談……1時間程度
- お見積り……3〜5日
- ご検討・ご発注……数日
- 構成案の作成……3〜5日
- デザイン制作……5〜10日
- ご確認・修正……3〜7日
- 印刷データの入稿……1日
- 印刷・納品……3〜7日
合計で2〜3週間が目安です。
配布時期が決まっている場合
1ヶ月前にはご相談ください。
イベントやキャンペーンの告知なら、配布のタイミングも重要です。開催の2週間前には配り終えたいので、そこから逆算する必要があります。
急ぎの場合
ネット印刷の翌日発送を使えば短縮できますが、印刷費が上がります。
また、修正回数が増えるとその分だけ延びます。急ぐ場合は、確認の返信を早めにいただくことが前提になります。
補助金を使う場合は、相談時にお伝えください
これは必ずお伝えいただきたい点です。進め方が大きく変わります。
なぜ先に言う必要があるのか
補助金は、交付決定の前に発注すると対象外になります。
「早く作りましょう」と進めてしまうと、補助金が受けられなくなります。これは取り返しがつきません。
また、申請には経費の区分ごとの見積書が必要になることがあります。デザイン費と印刷費を分けて記載するなど、様式に合わせた対応が必要です。
スケジュールがまったく変わります
通常なら2〜3週間で納品できます。しかし補助金を使う場合、申請から交付決定まで数ヶ月かかります。
そこから制作を始めるため、相談から納品まで半年以上になることもあります。
チラシだけでは申請できません
重要な制約があります。広報費だけの単独申請は認められていません。
ホームページ制作など、他の経費と組み合わせる必要があります。詳しくはチラシ・パンフレットの補助金についての記事をご覧ください。
配布した分しか対象になりません
刷って余った分は補助対象外です。配布の証拠を残す必要があります。
ポスティング業者の報告書、折込の証明書、配布中の写真。こうした記録を保管してください。
この点からも、補助金を使う場合は特に刷りすぎが禁物です。配布計画から逆算した枚数にしてください。相談の際は、この前提でご提案します。
札幌で相談する場合の地域事情
配布時期は雪を考慮してください
積雪期はポスティングの効率が落ちます。業者によっては単価が上がることもあります。
冬に配布を予定しているなら、早めにご相談ください。雪のない時期に前倒しできるなら、そのほうが確実です。
4〜5月と9〜10月が狙い目
雪解け後は人の動きが活発になります。新生活も重なるため、飲食店や教室の告知に向いています。
秋は冬支度の需要が動く時期です。リフォームや暖房関連と相性が良いタイミングです。
エリアを絞りやすい
区ごとに客層の傾向が異なります。やみくもに全市に配るより、商圏を絞ったほうが反応率は上がります。
相談の中で、どのエリアに何枚配るかを一緒に決めます。まず店舗周辺の1,000枚から試すのが、無駄の少ない進め方です。
直接会えることの価値
札幌市内であれば直接お伺いできます。お店の雰囲気や、実際に置いてある商品を見ると、提案の精度が上がります。
チラシは紙の質感も含めた仕上がりになるため、実物を見ながら相談できるのは対面ならではです。
相談の方法
対面での相談
札幌市内であれば、直接お伺いします。店舗での打ち合わせも可能です。
向いている場合:実際のお店を見てほしい、既存のチラシや資料を見せたい、写真を撮る必要がある。
店舗の雰囲気を見せていただくと、デザインの方向性が決めやすくなります。
オンラインでの相談
ビデオ通話での打ち合わせです。移動時間が不要で、日程も合わせやすくなります。
参考チラシを画面共有しながら話せるので、実は対面より効率的なこともあります。
メール・フォームでのやり取り
内容が明確なら、文字だけでも進められます。「A4片面、既存の写真を使って、1,000枚」といった形です。
ただし目的から相談したい場合は、一度話したほうが早く進みます。
業種別・相談で決めることが変わります
業種によって、話の焦点が変わります。ご自身に近いものを参考にしてください。
飲食店
決めること:ランチかディナーか、テイクアウトの有無、配布エリア。
料理写真があるかどうかで提案が変わります。手持ちの写真を見せていただくところから始めます。
クーポンを付けるかどうかも相談します。反応を測る仕掛けとして有効です。
美容室・サロン
決めること:新規向けか既存向けか、施術例の写真を使えるか、キャンペーン内容。
お客様の写真を使う場合、掲載許諾が必要です。この確認に時間がかかることがあるため、早めに動いてください。
士業・コンサルタント
決めること:どの業務に絞るか、料金を載せるか、配布先。
ポスティングより、セミナーや相談会での配布が向いています。
注意点があります。事務所案内だけのチラシは補助金の対象外です。「相続でお困りの方へ」のように、サービス単位で作ってください。
製造業・BtoB
決めること:公開できる技術情報の範囲、展示会の予定、既存資料の有無。
社内で公開可否の判断が必要になることが多い業種です。誰の承認が要るかを事前に整理しておくと進行が早まります。
建設業・リフォーム
決めること:施工事例の写真があるか、お施主様の許諾、狙うエリア。
ビフォーアフターが分かる写真が効きます。築年数の古い住宅が多い地域に絞る、といった配布戦略も一緒に考えます。
教室・スクール
決めること:対象年齢、体験会の日程、配布時期。
時期が重要な業種です。新年度前など、逆算してスケジュールを組む必要があります。
見積りが届いたら確認すること
相談の後、お見積りが届きます。何を見るべきかをお伝えします。
どこまで含まれているか
- デザイン費だけか、印刷費も含むか
- 配布の手配は含まれるか
- 原稿の作成は含まれるか
- 写真の撮影や加工は含まれるか
「チラシ制作一式」だけの見積書は、内訳を聞いてください。
修正の条件
何回まで無償か、それ以降はいくらか。ここを確認しておくと、後のトラブルを防げます。
納品形式
印刷用データをもらえるか。編集可能な形式か。将来ご自身で文言を変更する予定があるなら、事前に伝えてください。
納期
デザイン完成日と、印刷納品日を分けて確認してください。配布日から逆算して間に合うかを見ます。
総額で比べる
複数社を比較するときは、含まれる範囲を揃えてください。デザインのみ2万円と、印刷込み4万円では、単純比較できません。
相談するときの注意点
相見積りは取ってください
1社だけで決める必要はありません。ただし同じ条件を伝えてください。条件が違うと比較できません。
「デザイン費のみ」「印刷込み」「配布まで」。どこまで含むかを揃えて比べてください。
データの納品形式を確認する
印刷を自分で手配する場合、印刷用データで納品してもらえるかを必ず確認してください。
画像データしかもらえず、印刷会社で受け付けてもらえなかった。これは実際にあるトラブルです。
修正回数を確認する
「修正2回まで、以降は有料」という条件が一般的です。事前に確認しておいてください。
修正の指示はまとめて出すと回数を節約できます。
その場で決めなくて構いません
持ち帰って検討してください。急かす相手には注意が必要です。
「チラシは必要ない」とお伝えすることもあります
正直にお伝えしておきます。ご相談いただいても、チラシをおすすめしない場合があります。
こんな場合です
- 商圏が極端に狭く、既に認知されている……常連客だけで回っているなら、必要性は低いです
- 配る手段が確保できていない……作っても配れなければ意味がありません
- 予算が印刷費しかない……その場合は自作をおすすめすることもあります
- ターゲットがネット中心……若年層向けなら、SNS広告のほうが効率的なことがあります
- まず整えるべきものが他にある……Googleビジネスプロフィールが未整備なら、そちらが先です
受注のために「作りましょう」と言うのは簡単です。しかし配られずに眠るチラシほど、もったいないものはありません。
代わりのご提案をします
チラシが向かない場合、別の方法をご提案します。
Googleビジネスプロフィールの整備、SNSでの発信、既存客への案内はがき、ホームページの改善。ご予算に対して、いちばん効きそうな方法を一緒に考えます。
チラシとホームページを一緒に相談するメリット
ご相談の際、ホームページの話もあわせて出てくることがあります。両方を一度に検討すると利点があります。
1. デザインのトーンを揃えられる
チラシとサイトで印象がちぐはぐだと、同じ事業者だと認識されにくくなります。同じ制作者が両方を作れば、自然に揃います。
2. 情報の役割を分けられる
チラシに全部載せる必要がなくなります。チラシは入り口、詳細はサイト。QRコードでつなげば、どちらも読みやすくなります。
3. 効果が測れる
チラシ専用のURLやQRコードを用意すれば、何人がアクセスしたかが分かります。紙だけでは測れない反応が見えます。
4. 補助金の条件をクリアできる
前述のとおり、広報費だけでは申請できません。ホームページ制作と組み合わせれば、この条件を満たせます。
それぞれ上限30万円なので、合計60万円分まで計上できます。
相談前によくある不安
ご相談をためらう理由は、だいたい共通しています。ひとつずつお答えします。
「デザインの知識がなくて恥ずかしい」
まったく問題ありません。知らないのが普通です。
専門用語を使わずに説明するのが制作者の仕事です。もし用語ばかりで話す相手なら、その時点で相性を疑ってください。
「イメージが言葉にできない」
言葉にできなくて構いません。だから参考チラシを見せていただくのです。
「これは好き」「これは違う」と指差していただければ、方向性は十分に伝わります。
「予算が少なくて申し訳ない」
申し訳なく思う必要はありません。予算に合わせて提案するのが仕事です。
2万円なら2万円でできることを考えます。足りない場合は「今回は自作されたほうがいい」とお伝えすることもあります。
「断りづらくなりそう」
メール1通で構いません。「今回は見送ります」で十分です。
断られることは日常です。気にする必要はまったくありません。
「1枚だけの依頼は迷惑では」
迷惑ではありません。むしろチラシ1枚のご相談は一般的です。
そこから継続的なお付き合いになることもありますし、1回で終わっても構いません。
相談を有意義にするコツ
困っていることを、そのまま話す
「新規のお客様が減っている」「近くに競合ができた」「常連さんが高齢化してきた」。
整理されていなくて構いません。困りごとをそのまま話していただくのが、いちばん役に立ちます。
今のお客様の話をする
どんな方が来ているか、どこから来ているか、何を気に入って来ているか。
ここに、チラシに書くべき言葉が隠れています。実際、お客様がよく言う言葉をそのままキャッチコピーにすることもあります。
過去の販促の結果を伝える
以前チラシを配ったことがあれば、その結果を教えてください。反応があったのか、なかったのか。
うまくいかなかった場合でも、原因が分かれば次に活かせます。実物が残っていれば、ぜひ見せてください。
「嫌いなもの」も伝える
好みだけでなく、避けたいものを伝えてください。「ごちゃごちゃしたのは嫌」「安っぽく見せたくない」。
否定形のほうが、認識のずれが減ります。
決定権のある方が参加する
担当者だけで進み、最後に決裁者が「これじゃない」と言う。これが起きると大きな手戻りになります。
可能であれば、最終決定者に初回から参加していただくのが理想です。
よくあるご質問
何も決まっていないのですが、相談できますか
できます。「チラシを配ったほうがいいのか分からない」という段階でも構いません。
目的を整理するところから一緒に考えます。
相談は無料ですか
当方では無料です。お見積りまで費用はかかりません。
ただし制作会社によっては有料の場合もあります。事前に確認してください。
デザインだけの相談もできますか
できます。印刷や配布はご自身で手配し、デザインだけご依頼いただく形です。
その場合、印刷用データでの納品になります。使う印刷会社の指定形式を教えていただければ、それに合わせます。
今あるチラシを見てもらえますか
できます。むしろ拝見したほうが具体的な話ができます。
反応が出なかった原因が分かることもあります。「作り直すほどではない、ここだけ直せば十分」という結論になることもあります。
予算が少ないのですが相談していいですか
問題ありません。ご予算をお伝えいただければ、その範囲でできることをご提案します。
2万円なら2万円でできることを考えます。無理に大きな提案をすることはありません。
配布業者も紹介してもらえますか
ご相談を承っています。ただし専属の提携先があるわけではないため、複数社を比較していただくのが基本です。
選ぶ際は、単価、エリア指定の方法、配布報告書の有無を確認してください。
チラシとホームページ、どちらを先に相談すべきですか
一緒で構いません。むしろ両方の話をうかがったほうが、予算配分のご提案がしやすくなります。
「今回はチラシだけ、来年サイト」という進め方も含めてご相談できます。
ロゴがないのですが大丈夫ですか
問題ありません。店名を読みやすく配置するだけでも十分に機能します。
ロゴ制作もあわせてご相談いただくことは可能ですが、チラシのために急いで作る必要はありません。まずチラシを出して、余裕ができてからでも遅くありません。
手書きの原稿でもいいですか
構いません。紙に書いたものを写真で送っていただく形でも対応できます。
形式より、中身が伝わることのほうが大切です。整えるのはこちらの仕事です。
サイズはA4以外も選べますか
選べます。A5にすれば印刷費を抑えられますし、B4やA3二つ折りにすれば情報量を増やせます。
ただし変形サイズは印刷費が上がります。特別な理由がなければ、A4かA5をおすすめしています。
両面にすべきか片面にすべきか迷っています
伝えたいことが1つなら片面で十分です。迷ったら片面から始めてください。
両面にすると費用が上がるうえ、裏面が読まれないことも多いです。情報量が本当に必要かを、相談の中で一緒に判断します。
デザインが気に入らなかったらどうなりますか
修正します。方向性が違う場合は、作り直すこともあります。
そうならないよう、着手前に参考チラシで方向性をすり合わせます。ここを丁寧にやると、大きなやり直しは起きません。
納品後にやること
チラシは受け取って終わりではありません。ここまでご相談いただければ、効果が変わります。
配布前に、社内で共有する
スタッフの方に、どんなチラシを配ったかを伝えてください。
「チラシを見た」というお客様が来たとき、話が通じないと台無しです。掲載したキャンペーン内容は、全員が把握している状態にしてください。
反応を記録する
「チラシを見た」と言われた回数を数えるだけで構いません。手帳へのメモで十分です。
1,000枚で3件だったのか、10件だったのか。この数字があるだけで、次の判断ができます。
どのエリアが反応したかを分ける
複数のエリアに配ったなら、どこから反応があったかを記録してください。
次回はそのエリアに集中できます。同じ予算でも反応率が上がります。
2回目を計画する
1回で判断するのは早すぎます。同じエリアに繰り返し配ると、認知が積み上がって反応率が上がります。
1万枚を1回配るより、2,000枚を5回配るほうが効果的なことが多いです。
余った分の使い道を決める
店頭に置く、名刺代わりに渡す、請求書に同封する。使い切る方法を考えてください。
そもそも余らせないのが理想ですが、余ったなら活かしましょう。
継続してご相談いただく場合
1回作って終わりにせず、続けてご相談いただくこともあります。その場合の進め方です。
2回目以降は早く安くなります
初回でデザインの型ができているため、2回目以降は文言と写真の差し替えで済むことが多いです。
作業量が減るぶん、費用も抑えられます。季節ごとにチラシを出す場合、この形が効率的です。
反応を見ながら改善できます
前回の反応を踏まえて、訴求を変える。エリアを絞る。時期をずらす。データがあると、改善の精度が上がります。
これは1回きりの依頼では得られない利点です。
ホームページと連動させられます
チラシで知ってもらい、サイトで詳しく伝える。この流れができると、チラシに情報を詰め込む必要がなくなります。
結果として、デザインもすっきりし、反応も測れるようになります。
まとめ
要点を整理します。
チラシ制作の相談は、デザインが決まっていない状態で構いません。むしろその前の段階からご相談ください。
最初に決めるべきは、デザインではなく「誰に、何枚、どうやって配るか」です。ここが決まれば、他は自然に決まります。
準備できると話が早いのは5つです。
- 目的……何のために配るのか
- 配布方法と枚数……配れる枚数から逆算
- 伝えたいこと……箇条書きで十分
- 使える写真……スマートフォンで撮ったもので可
- 参考チラシ……実物か写真で
そして、補助金を使う予定があれば、必ず相談時にお伝えください。交付決定前に発注すると対象外になります。
最後に、相談を受ける側としての本音を書きます。
私がいちばんもったいないと思うのは、目的が曖昧なまま作られたチラシです。
情報を詰め込みすぎて、結局何も伝わらない。そういうチラシを何度も見てきました。デザイン費を削るより、目的を絞るほうが、はるかに反応は変わります。
そのために必要なのが、最初の1時間の相談です。ここを飛ばさないでください。
札幌でチラシ・フライヤー制作をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。「配ったほうがいいのかも分からない」という段階で構いません。ご相談とお見積りは無料、1営業日以内にご返信します。
この記事の情報について
本記事は2026年8月時点の情報をもとに執筆しています。
記載の流れや所要時間は、当方でご相談を受ける場合の一般的な進め方です。制作会社によって進め方は異なりますので、相談先に直接ご確認ください。相談が有料の場合もあります。
補助金の制度は改定が頻繁です。申請前には必ず公式の公募要領をご確認ください。個別の判断は、商工会・商工会議所または行政書士などの専門家にご相談ください。
筆者は札幌でWEB制作とデザインを行う個人事業者であり、チラシ制作を請け負う立場です。立場に偏りがあることを前提にお読みください。
